マスメディアが大きく取り上げたことで「墓じまい」という言葉をよく耳にする機会が多くなってきました。
墓じまいという言葉を聞くと"お墓を無くして供養をやめる"といったイメージを持たれた方が多いのではないでしょうか?
今回は多くの方が勘違いをしやすい「墓じまい」について千葉の石材店「はぎの家」がご説明していきます。
墓じまいとは改葬の一つの過程
墓埋法によると、「改葬」とは埋葬した死体又は埋蔵(収蔵)した遺骨を他の墳墓または納骨堂に移すことを言います。わかりやすく言うとお骨の引っ越しです。
墓じまいとは、お墓から遺骨(死体)を取り出し、墓石を解体して処分します。墓所は墓地の管理者に返還します。
改葬には下記の流れがございます。
遺骨を違う場所に移動させたら、元の場所にあったお墓を撤去して更地に戻し霊園に返す。
墓じまいとは、改葬(お墓の引っ越し)の工程にある一つの過程に過ぎません。
お墓の引っ越し先を決定しなければご遺骨は移動できない
ご遺骨を取り出して、他の場所に移動させるには必ず改葬許可申請書に次のお墓のお引越し先を記入しなければなりません。
お墓の引っ越し先として
・新しいお墓を建てて納骨
・既にある別のお墓へ移動
・永代供養墓
・納骨堂
・樹木葬 等がございます。
それぞれのお墓と形式について、お墓の形式と種類で説明しています。
墓じまいの理由とその後
墓じまいをした理由として最も多かったものが
「継承者がいない」48.6%
2番目に「お墓が遠い」で29.4%
次いで「お墓の維持費が高い」が11.9%
「継承者はいるが子供に迷惑をかけたくない」が10.1%となっておりました。
また、墓じまい後のご遺骨の行き先については
「永代供養墓」27.5%でトップ
2番目に「新しいお墓を建てて納骨」26.6%
次いで3番目に「既にある別のお墓へ移動」と「納骨堂」が同率で14.7%、
「その他」が16.5%となっておりました。
(2019年 全国石製品共同組合調べ)
墓じまいを行った後の遺骨の納骨場所は、「既存のお墓への移動」と「新しいお墓を建てて納骨」を合わせて、過半数(41.3%)を超え、「永代供養墓」と「納骨堂」等の施設をさらに加えると、8割を超えることから、"墓じまい"が「お墓が必要なく無くしてしまう」ことではなく、お墓の引っ越し(改葬)の一つの過程(お墓の撤去(墓じまい))⇒お墓の移動⇒移動先のお墓への納骨にすぎないこと。
また、"墓じまい"という言葉が、インターネットやマスメディアでしばしば取り扱われ、"墓じまい"="お墓を撤去して納骨場所を無くしてしまい墓参などの供養行為を行わない"といった、あたかも「日本人の供養心が薄れている」あるいは「お墓離れが進んでいる」かのような論調が散見されるが、しかし、当アンケートの結果、実際に"墓じまい"を行う人は、お墓を別に用意し、先祖や故人を供養し続けるのが最も一般的な姿であることが、全国石製品協同組合が行っている"墓じまいについてのアンケート調査”により2年連続で示されました。
(引用元:全国石製品協同組合(2019)『墓じまい"についてのアンケート調査』)
継承者がいないから遺骨を永代供養墓へ…。お墓を継承したが自宅から距離が遠いため、近くの霊園にお墓を移す…など。改葬する理由はさまざまですが、お墓がどこへ移動しようと供養する心はずっと受け継がれていくことを心から願っています。
墓じまいのご相談
親戚などに相談もせず実家のお墓を墓じまいしてしまい、後で親戚中からいろいろ言われてたいへんだった。
合葬施設(墓)に改装してしまい、先祖の大事な遺骨を他の遺骨と一緒にしたのかと言われた等と聞くことがあります。
改葬する場合には、自分だけでまた家族だけで決めてしまわないで、親戚などお墓に関係のある方には相談しておいた方が良いようです。
八柱霊園を中心に千葉県や首都圏の墓じまいについて、はぎの家石材店ではご相談を無料で受けて受けています。後悔のない墓じまいをお手伝いさせて頂きます。お電話0120-012-965(8:30~17:00)か下記フォームからお願いいたします。
フォームからのお問合せは24時間可能です。八柱霊園西門前で創業85年になるはぎの家が、責任をもってご相談受けさせて頂きます。無理なセールスは致しませんので、安心してお問い合わせください。