お墓をつくる上で必要になるお金は、
- ①永代使用料（墓地の利用代金）
- ②墓石の工事代金
- ③管理料
の3つになります。
①永代使用料（墓地の利用代金）
墓地の使用料として、墓地所有者である霊園やお寺に支払うお金です。お墓は、家のように土地を買うわけではなく、墓地の使用権を得るかたちになります。この使用権は、墓地の規定に基づいてお墓の継承者が続く限り、永代に渡り使用することができます。
②墓石の工事代金
墓石の工事代金とは、
- （１）墓石の代金
- （２）彫刻の代金
- （３）工事代金
からなります。
（１）墓石の代金
墓石の代金には、石の費用、デザイン費、加工費、付属品など基本的なものはすべて含まれています。墓石の価格は35万円位からありますが、石の種類や大きさ、加工の程度により大きく異なります。
（２）彫刻の代金
彫刻の代金は、墓石に故人の戒名、没年号、俗名などや正面文字、家紋、建主、建年号、その他デザインなどを彫る費用になります。価格の目安としては、一般的な墓石は約4万5千円〜になります。
（３）工事代金
工事代金とは、重たい墓石を支えるための基礎工事とご遺骨を納めるためのカロートの設置、そして墓石を設置する据付工事になります。お墓の立地、広さ、デザイン、仕様、その他状況により使用する石材やコンクリートの量などが異なり価格が変わります。
購入価格帯では100万円未満が30.3％で、100万円から200万円未満が全体の46.9％でという結果が出ています。
墓石工事代金の目安としては、全国の平均が157万円で首都圏の平均は164.1万円となっています。（一般社団法人全国優良石材店の会が2020年に行ったアンケートにより）
③墓地の管理料
墓地の維持管理費にあたる費用です。墓地所有者の霊園や寺院へ定期的に支払うことになります。一般的に年払いが多く、墓地の広さなどにより金額は異なります。価格の目安としては、年間で数千円〜1万円前後になります。
例①：東京都立八柱霊園一般埋蔵施設の永代使用料・管理料（2024年度募集分）
| 区画面積（平方メートル） | 使用料（円） | 管理料（円） |
|---|---|---|
| 1.50～1.95 | 307,500～399,750 | 1,500 |
| 2.35～2.90 | 481,750～594,500 | 2,250 |
| 3.35～4.00 | 686,750～820,000 | 3,000 |
| 4.50～4.95 | 922,500～1,014,750 | 3,750 |
| 5.10～5.90 | 1,045,500～1,209,500 | 4,500 |
例②：民間霊園の永代使用料・管理料
| 区画面積（平方メートル） | 永代使用料（円） | 管理料（円） |
|---|---|---|
| 1.5 | 480,000 | 5,508 (税込:6,059) |
| 3.0 | 960,000 | 10,368 (税込:11,405) |
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