お墓を建てるきっかけ
故人が生前、ご家族に対して「共同墓地で良い」と仰っていたそうです。ですが、故人がお亡くなりになられた後、当時13歳のお孫さんが、
「共同墓地では知らない人をお参りしているようで嫌だ」
「お墓を建てたい」
「自分がお墓を守りたい」
と訴えられ、ご家族でお悩みになられたあと、お墓を建てることに決められました。
その後、都立(八柱)霊園の募集に申込み、初めてのお申込みで当選。弊社がお客様のお墓づくりに携わることになりました。
お墓のご希望
お墓のご希望は家族皆さんで相談されたそうです。
お孫さんが墓石の絵を書いてきて、こんなイメージのお墓にしたいと言われました。
加えて
・鳥が好きだったから、鳥の彫刻や足跡を入れたい。
・名前の「幸」の字を入れたい。
などのご希望をお伺いしました。
弊社からのご提案
実は弊社へのご来店は、お墓づくりを決心される前のタイミングでした。その際、故人の娘さんから、お孫さんの訴えをお伺いしました。
私からは、故人を偲ぶお気持ちや、故人に手を合わせることの大切さをご説明しましたところ、後日お孫さんが、
「社長さん(私)と同じ考え」
「その方に会ってみたい」
と、とても嬉しそうに仰っていたそうです。
その後、ご家族で考えに考えお墓を建てることを決心し、八柱霊園の一般墓所をお申し込みとなります。
当選後はお孫さんも一緒にご来店され、墓石のデザインや使用する石種、彫刻デザインなどのご提案を行いました。
完成したお墓について
幸せが集まるお墓、をテーマに作りました。
故人のお孫さんが書いた墓石イメージのデッサンを基に、墓石デザインをアレンジしました。
石は、ご家族の気に入った2種類を組み合わせてつくりました。
字は、亡くなったお父様の名前から一文字とって…また幸せが集まるようにと願って「幸」を彫りました。
ちなみにこの字は弊社の会長が筆をとり書いたものです。
鳥を好きだった故人のために小鳥と足あとを入れたいとの希望をこんなカタチで入れてみました。
製作期間:2.5~3ヶ月(正式なお申し込み後から墓石の完成まで)
敷地面積:2.3㎡
使用石種:インパラブルー、マハマブルー、G614
お客様のお声
「じいちゃんだけお参りしたい。」
生前、亡くなったら共同墓地で良いと言っていた父のお墓を申し込む時の事。父にとっては初孫である娘が、頑なに共同墓地に申し込む事ことを反対した。
「共同墓地じゃ、知らない人までお参りするみたいだから、絶対にイヤだ!お墓を作る。自分がお墓を守っていく。」
まだ13歳になったばかりの娘が、真剣に訴えてくる。それから、周りの大人は、それはもう色々と考え抜いた。そして、以前からお世話になっている、はぎのやさんに、姉が相談に行った。
その時に、社長さんが、故人に手を合わせる事ことの大切さ。故人を偲ぶ気持ちなどを話して下さったそうだ。そして、娘の、お墓を作りたいと言う気持ちをとても理解して下さったそうで、その話を娘にすると、
「社長さんと同じ考え。その人に会ってみたい。」
と、とても嬉しそうだった。
そんな経緯もあって、小さい区画でも良いから、共同墓地ではなく、一般の墓地を申し込んでみようと決まった。初めての申し込みで、半分あきらめていたが、なんと一回で当選。とても嬉しかった。
それから、皆で話し合いながら、お墓のデザインをイメージしていった。父は、鳥が好きだったから、鳥の彫刻や足跡を入れたい。名前の「幸」の字を入れたいなど・・・
初めは、漠然としていたイメージを、社長さんに見ていただいた。それを基に、墓石の組み合わせのアドバイスをしていただいたり、会長さんが、「幸」の字や戒名を毛筆で書いて下さったりと、家族だけでなく、皆さんにも想いを込めていただいたデザインのステキなお墓に決まった。幸せが集まるというイメージのお墓だ。出来上がりがとても楽しみだった。
7月中旬、とうとうお墓が出来上がった。とても素晴らしい、皆の想いの詰まった大切なお墓だ。
初めは、共同墓地だったかもしれない父のお墓が、娘の真剣な想いがきっかけで、こんなにステキなお墓に出来上がった。父も喜んでいると思う。最後まで、心を込めて協力して下さった、はぎのやさんに、とても感謝している。
本当にどうもありがとうございました。
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